

2024年07月12日
こんにちは、名古屋市昭和区の佐伯歯科医院の歯科医師、薫です。
今日は、親知らずについてお伝えします。
「親知らず」と呼ばれる第三大臼歯は、
思春期から20代初めにかけて生えてくることが多い歯です。
歴史的に見ると、先祖が硬い食物を摂取していた時代には
役立つ歯でしたが、現代の食生活においては必須の歯ではありません。
とはいえ、親知らずが問題を引き起こすことは少なくなく、その扱いに悩む人が多いのも事実です。
では、親知らずに対してどのように対応するのが良いのでしょうか?
親知らずは、上下左右の一番奥に位置する大臼歯で、
通常、16歳から25歳頃に生え始めます。
しかし、スペース不足や歯の向きにより、完全に生えないこともあります。
こうした場合、親知らずは「埋伏歯」と呼ばれ、
歯茎や顎骨の中に埋もれた状態になります。
正常に生えない親知らずは、痛みや腫れを引き起こし、他の歯にも悪影響を与える可能性があります。
一部の人は親知らずが正常に生えて問題を起こさないこともありますが、
多くの場合、親知らずは斜めや横向きに成長し、隣接する歯を押し曲げたり、
歯茎を刺激して痛みや炎症を引き起こすことがあります。
これにより、食べ物が詰まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが増加します。
また、親知らずの周囲に嚢胞(のうほう)が形成されることもあり、
これが周囲の歯や骨にダメージを与えることもあります。
親知らずが問題を引き起こす場合、抜歯が推奨されることがあります。
抜歯は、一時的に痛みや不快感を伴う処置ですが、長期的には口腔内の健康を維持するために重要な手段です。
抜歯のメリットとしては、
隣接する歯への圧迫やダメージを防ぎ、虫歯や歯周病のリスクを減らすことが挙げられます。
また、親知らずが生えてくるスペースが限られている場合、歯並びが乱れる原因ともなり得るため、
特に矯正治療を行っている人には抜歯が有効です。
一方、抜歯にはリスクも伴います。術後の痛みや腫れ、出血は一般的であり、
まれに感染症や神経損傷などの合併症が発生することがあります。
特に、下顎の親知らずの抜歯は神経に近接しているため、神経損傷のリスクが高くなります。
したがって、抜歯の決断には慎重な検討が必要です。
歯科医師と十分に相談し、
親知らずの状態や自分の口腔内の状況を考慮して判断することが重要です。
すべての親知らずが抜歯を必要とするわけではありません。
親知らずが正常に生えており、
周囲の歯や歯茎に悪影響を及ぼしていない場合、
必ずしも抜歯を行う必要はありません。
しかし、この場合でも定期的なチェックが欠かせません。
親知らずの位置が奥にあるため、ブラッシングが難しく、
食べ物や歯垢が溜まりやすいためです。これにより、虫歯や歯周病のリスクが増加します。
親知らずを様子見にする場合は、
定期的な歯科検診を受け、歯科医師に状態をチェックしてもらうことが推奨されます。
特に、歯茎の腫れや痛み、口臭、またはかむ際の違和感がある場合は、
すぐに歯科医師に相談することが必要です。
さらに、口腔ケアを徹底し、歯間ブラシやフロスを使用して親知らず周辺の清潔を保つよう心がけましょう。
もし抜歯を決断した場合、術後のケアも重要です。
抜歯後は、出血や腫れ、痛みを軽減するために、適切な口腔ケアと医師の指示に従ったアフターケアが必要です。
例えば、
・術後24時間は強くうがいをせず、出血を防ぐためにガーゼを噛むなどの処置を行います。
・また、患部を清潔に保ち、感染症を防ぐための抗生物質の服用や、痛みを和らげるための
鎮痛剤の使用も考慮されます。
・食事に関しては、硬い食べ物や熱い飲み物を避け、柔らかく栄養価の高い食品を摂取することが
推奨されます。
・また、抜歯後数日間は、患部を直接刺激しないように気を付ける必要があります。
術後の経過に問題がある場合、例えば、腫れがひどい場合や痛みが持続する場合は、
早めに歯科医師に相談しましょう。
親知らずの扱い方には個人差があり、状態や生え方によって対応が異なります。
親知らずが痛みや腫れを引き起こしている場合は、抜歯を検討することが一般的ですが、
問題を引き起こしていない場合には様子を見ることも可能です。
どちらの場合でも、定期的な歯科検診と適切な口腔ケアが重要であり、
健康な歯と快適な生活を維持するための鍵となります。
親知らずに関する疑問や不安がある場合は、
早めに歯科医師に相談し、最適な対応をとるようにしましょう。
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