

2024年07月05日
こんにちは、名古屋市昭和区の佐伯歯科医院の歯科医師、薫です。
今日は、ドライマウスについてお伝えします。
日常生活でふと口の乾きに気づいたことはありませんか?
「ドライマウス」という状態に陥ると、単なる口の乾燥だけでなく、
さまざまな不快症状が現れることがあります。
ドライマウス(口腔乾燥症)は
唾液の分泌が減少することで起こる症状で、その原因は多岐にわたります。
今回は、ドライマウスの原因と対策について解説します。
まず、ドライマウスの主な原因の一つとして、薬の副作用が挙げられます。
抗うつ薬、抗ヒスタミン薬、降圧薬、利尿薬など、さまざまな薬が唾液の分泌を抑制する副作用を持っています。
特に、長期間にわたる服用が必要な薬の場合、その影響は顕著です。
これらの薬を使用している方は、薬の副作用としてドライマウスが起きる可能性があることを認識し、
必要であれば医師に相談することが大切です。
次に、疾患もドライマウスの大きな原因です。
自己免疫疾患のシェーグレン症候群は、免疫系が自分の唾液腺を攻撃し、唾液の分泌を阻害します。
また、糖尿病の患者は、血糖値の管理が不十分だと唾液の分泌が減少することがあります。
これらの疾患によって唾液腺が影響を受け、ドライマウスの症状が出ることがあるため、
これらの疾患を持っている方は特に注意が必要です。
生活習慣も無視できません。
喫煙は唾液腺の機能を低下させ、アルコールの過剰摂取は口腔内の乾燥を引き起こします。
また、脱水状態が続くと唾液の分泌量が減るため、常に十分な水分を摂取することが重要です。
特に暑い季節や運動後などは水分補給を心がけましょう。
治療や医療処置もドライマウスの原因となることがあります。
頭頸部のがん治療における放射線治療では、放射線が唾液腺を損傷し唾液の分泌を減少させることがあります。
また、化学療法の一部の薬剤も唾液腺に影響を与えることがあり、ドライマウスの原因となります。
ドライマウスの症状は多岐にわたり、日常生活に影響を与えることが少なくありません。
口内の乾燥感、飲み込みにくさ、話しにくさ、味覚の変化、舌の痛みや炎症、
さらには口臭の悪化や口内炎、虫歯の増加などが代表的な症状です。
これらの症状が続くと、食事や会話が困難になり、生活の質が低下する可能性があります。
では、ドライマウスに対してどのような対策が有効でしょうか?
まずは生活習慣の改善が基本です。
喫煙を控え、アルコールの摂取を減らし、十分な水分を摂取することが重要です。
食事の際には、辛い食べ物や酸性の飲み物を避けることが乾燥感を和らげる助けになります。
加えて、無糖のガムやキャンディを口にすることで、唾液の分泌を促進することができます。
口腔ケアも欠かせません。
唾液代替品として市販されている口腔潤滑剤や保湿ジェル、スプレーなどを使用するのも一つの方法です。
これにより、口腔内を保湿し、乾燥感を和らげることができます。
また、薬の副作用でドライマウスが生じている場合は、
医師に相談して薬の変更や調整を検討してもらうことが必要です。
専門的な治療が必要な場合もあります。
唾液腺の機能を刺激する薬や、特定の治療法が効果的な場合もあるため、
症状が重い場合は専門医に相談することが推奨されます。
特にシェーグレン症候群などの疾患が原因である場合、免疫抑制剤や他の薬剤治療が必要になることがあります。
ドライマウスは軽視されがちな症状ですが、
適切なケアと対策を行うことで症状の軽減が可能です。
日常生活に支障を来す前に、早めに対応し、健康的な口腔環境を維持しましょう。
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